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チャイルド・プレイ3のinazumaのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ3(1991年製作の映画)
3.6
前作『チャイルド・プレイ2』でグロくてデンジャラスな名バトルが繰り広げられた「チャッキー工場」で、ドロドロと怒濤の復活を遂げるチャッキーをバックに流れるタイトルクレジットがめちゃくちゃカッコいい。血があれば蘇る…このチートすぎる不死身っぷり…物理的に倒すことはできないことを開幕早々に示されます。いくらなんでも強すぎる!笑

無力な子供と殺人鬼の危険な関係がこのシリーズの面白ポイントと思ってますが、アンディはすっかり成長してしまったので危機感や恐怖が若干ダウンしてしまった感じが否めない。一応本作でも別の子供が出てきますが、この子が天然すぎるがあまり、恐怖より笑いの方が勝っちゃいました。アンディのエロ本(?)を見つめながら「アンディ、大人になったな」と呟くチャッキーには不思議と哀愁みたいなのを感じました。切っても切れない二人の縁が垣間見ることができたのは良かったかな。

舞台は軍事学校ですがクライマックスは唐突に遊園地へ移行します。1作目は自宅、2作目はオモチャ工場、そして本作の遊園地ときて、子供が安心したり喜ぶ場所がバトルステージにチョイスされるのも見どころのひとつ。この、安全な場所などどこにもないと脅されてるような感じも好きです。遊園地でのファイナルデスティネーションみたいな攻防は楽しいのですが、チャッキーの姿が最後の方まで割とキレイだったのが少し寂しかった。黒コゲ首なしチャッキー、ドロドロ半溶融チャッキーに続く華麗な変身を期待していましたが、残念!
次回作に期待!

『ヘル・レイザー』の可哀想なお父ちゃんを演じたアンドリュー・ロビンソンが散髪大好きなイジワル軍曹を怪演してたのはギャップもあってなんか嬉しかった。バリカン片手にグヘヘと嫌~な笑い方が印象的な最高のキャラでした。
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