Jean

ダークナイトのJeanのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.5
念願の初鑑賞。

クリストファーノーラン監督「ダークナイト・トリロジー」第二作目の作品。1作目を遥かに超越した、ストーリーとアクションはエンタメ映画の最高峰作品ともいえるレベルのものでした。

悪の世界の中でゴッサムシティの平和の為に正義を貫くバッドマンと、悪の世界をどこまでも染めていこうとするジョーカー。

ジョーカー役のヒースレジャーはもう演技じゃないね。完全にジョーカーと一体化しきっていて、孤独と悲しみに満ち溢れた「バケモノ」そのものだった。しかし、彼が人生をかけてこの作品に向き合った功績は世界で計り知れない称賛を受け、遠い未来までも受け継がれていく作品に昇華したと思う。

ハービー(トゥーフェイス)がまさに観ている人たちな気がして、正義も悪も誰もが持っていて結局どちらを引き出されかなような気がした。

ただ、囚人も市民もどちらも爆破しないシーンは人間の本当の本質的な正義が感じられとても好きなシーンだった。ハービーが最後闇落ちしちゃったのは悲しいし、悪の恐ろしさを改めて痛感させられた。
Jean

Jean