「ムーンライト」「ミッドサマー」など若手を多く起用しているA24制作の映画。
冒頭はかなり綺麗なカットが続き、
なんとなく「テラスハウス」みたいな海外のおしゃれ青春映画っぽい感じで
個人的には嫌いじゃなかったんですが…
途中から反吐が出るような気持ち悪い展開に。
ラストは悪くない着地で終わったが、
全体的には商業臭く
「よくあるシナリオ」「青臭い青春」
が「WAVES」しているだけの映画に感じた。
「Love is a Losing Game」エイミー・ワインハウスが流れた時は凄く嬉しい気持ちになったのに、その感情も映画の中でとうに失せてしまった。
ただ撮り方はカッコよくて、ドライブのシーンスポーツのシーンやダンスパーティー、事件のシーンなど展開に応じてテンポが良くなったり、この映画の肝となる31曲のプレイリストから作られる音楽を中心とした構成はMVのような雰囲気も感じられ、万人受けしそうな目線で成功していたと思う。
総じて押し寄せる波のような感情を表現したい意図は感じた。
カップルで観るのがオススメみたいな空気出してるけど、絶対観ない方がいい。
