三角

ロミオ&ジュリエットの三角のレビュー・感想・評価

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)
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おもろいけど開始1時間で飽きた。

みなさんご存知のロミオとジュリエットが運命のように出会い、早速キス、別れ…帰ってきて…というように若く美しい男女の接触をふんだんに見せてくれるのだが、あんまりそこには拘ってなくて、なんだかジュリエットのもとへ向かうロミオがティボルトに喧嘩売られても応えず、むしろ愛しているとか言うところの方が重要な気がした。愛する女を透過してその親戚の男に向けられてしまう愛の告白。序盤のGayすぎる仮装パーティシーンの煽りを受けてか、そう思った…ジュリエットはジュリエットでロミオとの恋愛云々より疎通不能な母や父との関係の方が明らかに重要な問題に思うのだが、そこに描写は割かれなかった。

さて本作ロミジュリの楽曲と言えば、羽生結弦11-12FSと13-14FSなのですが、その他にも チャジュンファン18-19FS、ブレイディテネル、トルソワコストルナヤや三浦佳央、ユヨンなどここ8年くらい毎年聞いてる気がするフィギュアスケート頻出曲である。
そのド派手な楽曲は銀盤でも大きなインパクトを残してきたのだが映画の方はこんな内容だったのかよ!誰もアロハシャツ衣装なんか着て出てこなかったじゃん!笑と思った。しかし振り返ってみるとみんなそれぞれに解釈があって確かな個性を発揮していたことが理解できる。ジュンファンの紫シャツとか何気なく見ていたが映画を参照するとめちゃわかる気がするし数々の名プロを産んでくれてありがとう…と思った。
その意外性と名曲に負けず劣らずド派手なカット割と登場人物のキャラ立ちで開始1時間くらいは超楽しい。しかし、その過剰さは慣れるのも早くて後半はけっこうダル…と思ってしまった。ドアタマからガソスタまでがいちばん面白いと思うし...あとジュリエットと結婚したいというロミオの発言を聞いた神父がこれは両家の和解をもたらすのでは?と閃くシーンが最高、あとジュリエットに薬の説明するシーンで背後にイメージ映像が出るところ、漫画の回想のように…
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