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クレージーの 無責任清水港のキーのレビュー・感想・評価

3.2
1966年の正月映画。
東宝クレイジー映画の、時代劇シリーズとしては第三作目となる映画で、タイトル通り清水次郎長一家の物語に無責任男が紛れ込む内容。

とは言え、今作の主人公である追分の三五郎は、無責任ということは全くなく、どちらかというと『日本一の〇〇男シリーズ』の主人公のような、度胸があって頭がよくて口が達者、というキャラクター。
ただし、『日本一の〇〇男シリーズ』の主人公のように、出世を目指す事は全くなく、義理や人情を嫌い、自由に生きる男になっています。三五郎は、義理や人情を嫌いと言いつつも、女には優しく、友情に厚いところもあり、いい男に描かれています。
なので、自分が求める無責任男のイメージとは、だいぶ差がありましたが、三五郎の活躍が痛快な時代劇として楽しめる映画ではありました。
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