犬シリーズ第四作。若い金井克子が歌い踊る姿を初めて見た。「他人の関係」以降しか印象にないので新鮮。ミヤコ蝶々、芦屋小雁と田宮二郎のやりとりが楽しい。坂本スミ子は安定のクオリティ。天知茂の代わりに大坂志郎が刑事として登場するが、雰囲気がじめじめしていて なんか嫌。草笛光子もあまり面白くなかった。

男から拳銃を預かった大介。当然騒動に巻き込まれる…

まず思ったのが天知茂の不在。
いつの間にか天知茂さんの存在を愉しみにしてたんだなぁ。
代わりに大坂志郎さん。大坂さんは良い俳優だし、しょぼくれ感は天知さんと同じ様に出してるけどここでは汚らしい。

女優陣は顔的に誰にも興味わかず。ヒロインのじゃがいも顔娘は金井克子さん？歳とってからの方があか抜けていい女。ミヤコ蝶々さんも名人芸過ぎてお腹いっぱい。

スケジール調整が大変だったのか、今回も天知茂が出てこない。
”お決まり”が重視されるプログラムピクチャーにおいて珍しいことである。
それに、全体的に悪い意味で野暮ったい。
脚本が不必要にこねくり回されているし、見え見えの陰謀に利用され放題の鴨井も頼りない。
ヒロインの金井克子よりも草笛光子の方が魅力的なのも求心を欠く。

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