タキ

レインメーカーのタキのネタバレレビュー・内容・結末

レインメーカー(1997年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「グッド・ウィル・ハンティング」と同じ年の公開。マット・デイモンが初々しくて目を細めて見てしまった。当時26歳くらいだろうか。あちらは天才数学者だがハーバード大に通ってた経歴がこちらの弁護士役にも効いている。こういうところがこのひとの強みだといつも思う。
ロースクールを卒業したての新人弁護士ルディがお金もコネもないところからヤクザ味あふれるボス(なんとミッキーローク!気づかなかった)の元、保険関係に強いアソシエート、デックとコンビを組み巨大保険会社と対決する。営業の為に通っている病院で知り合った、夫からDVを受けている女性、ケリー(クレア・デインズ)との恋愛もあって交際歴のある2人だけにとてもよい雰囲気でニコニコして見てしまう。
結局ルディは今回のことはラッキーだっただけで相手方の悪徳弁護士のやり方にいずれ自分もああなってしまうのではないかと恐怖を抱き弁護士という職業に見切りをつけてしまう。理想と現実を語るには早すぎるような気もするが、ケリーの夫を殺してしまった贖罪の意味もあるのかもしれない(このあたりが薄味すぎて物足りなさがある)ただ「法律が好き」だという彼のセリフが心に残った。
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