Screen7

007/カジノ・ロワイヤルのScreen7のレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.3
私にとって初007。とりあえず1番新しいシリーズのダニエル・クレイグ版から観てみることに。
『キングスマン』はかなり007を意識している要素があると言われていたので、どんな感じなのだろうと前から興味がありました〜!(JB=ジェームズ・ボンド?のやりとりやお酒の頼み方の皮肉など)

ボンドの動きは素早くて軽快!
銃メインのアクションは爽快!
工事現場でジャンプして乗り越えながら敵を追いかけるシーン格好良い。
そして何と言っても、カジノ・ロワイヤルで繰り広げられる戦いは目が離せません。
『スター・ウォーズ』のep.8のカント・バイトのシーンでも思ったけど、あの煌びやかで豪奢な雰囲気は素敵です!賭け事はしたくない派の私ですが、見る分には超楽しかった。
"運で勝負は決まらない"、とボンド。
わざと演技をしていたり逆に読みすぎてしまったり、心理戦ってハラハラする…
「すまなかった 今の勝負で死ぬとこだった」はそのまんますぎる。

ル・シッフルは分かりやすい悪者感。
カードの出し方がすごい嫌らしい!
けれど、あの拷問のシーンは思わず笑ってしまいました…
あんなに辛そうだったのに、最終的に「なんだか痒いんだ あそこが」と言って自らやってもらうって意味分からなすぎる笑
その流れからの送金手続き後のヴェスパーとの"小指"のやりとりはちょっと…笑

今回のボンド・ガールのヴェスパー最高に美しかったー!!特にドレス姿は皆んな目を奪われるのも納得。
カクテルの名前にもし、送金手続きのパスワードも彼女の名前だし、仕事も余裕で辞める勢いだったボンド。
彼女とのラストシーンは切なくも美しかった…
彼女は究極の選択をしたのですね。

裏切りに裏切りが重なって、誰が味方か敵か分からなくなります。
「誰も信用できないっていうわけ?」
「そうです。」
「学んだようね。」
残りの作品も楽しみです。
Screen7

Screen7