リコ

月の出をまってのリコのレビュー・感想・評価

月の出をまって(1987年製作の映画)
3.5
ガートルード・スタインと秘書アリス・B・トクラスが過ごした、ある夏の物語。
ゆったりゆったりと静かな語り口だけど、決して鈍重ではない。

詩人のアポリネール、ピカソの愛人フェルナン、アメリカ人青年ヘンリー(彼は架空の人物のようだ)と共に森でキャンプをする場面が良い。アポリネールがその昔コクトーと過ごした森での挿話に聞き入ってしまう。
フェルナンを演じるのは私の大好きなベルナデット・ラフォン!カンカン帽にボーダーシャツで扉をドーン!と豪快に開けて登場するのが最高!!(もうもうと粉塵まで上がる)
彼女が、アンドリュー・マッカーシー演じる青年にハチミツを"あーん"する短いシーンが何かもう、たまらなく好き。クロード・シャブロルはアンドリュー主演で「クリシーの静かな日々」じゃなくて、ラフォンを相手役に年の差ロマンスものを撮るべきだったのだ(妄言)