Masato

フェリスはある朝突然にのMasatoのレビュー・感想・評価

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)
3.6

80s青春映画の代表格
レディプレやデップー、ホムカミなどのさまざまな映画でパロディとしてこの映画が出てくるので、映画好きはマストチェックな名作。

「フェリスはある朝突然に…」というタイトルより、原題の「フェリスの休日」のほうがしっくりくる。特に何かがきっかけで物語が始まるのではなく、主人公のサボりという名の休日を堪能する映画。

この映画の面白いところは、主人公が第四の壁を破って話しかけてくるところ。それが象徴するのは、彼はなんでも思い通りにしてしまう神のような人間であるということ。だから、分かりやすい意図的なご都合主義な展開が多くて、そこを楽しむ映画なのかなと思った。いたずらの神様の休日って感じ。ストーリー自体が奇怪で今見ても新鮮で面白いし、その御都合主義が凄すぎて逆になに起こるかがわからないのが面白い。

マシューブロデリックが顔の整ったカッコ可愛い野郎で、ヒロインもボケ担当も面白い。校長も見事なスラップスティック。何事もワイワイな映画でした。
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