Moeka

狩人の夜のMoekaのレビュー・感想・評価

狩人の夜(1955年製作の映画)
4.0
左手にHATE、右手にLOVEのタトゥー。この時代の映画に頼るべき存在(父、警察)の裏切りや頼りなさが多く描かれているのは偶然ではないだろう。どこを切り取っても美しいドイツ表現主義的な映像、初っ端から最後まで童話とノワールが絶妙に融合した幻想的な世界観に魅せられる。子が父の罪により苦難に合うがたくましく成長していく姿と最後に登場する彼らの守護天使の力強さといったら。転じてころころ立場を変える人々が1番恐ろしいのはなんとも。名監督たちが絶賛も納得!当時評価されなかったのがなんとも残念
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