カラン

デッドフォールのカランのレビュー・感想・評価

デッドフォール(1989年製作の映画)
3.5
株のトレーダーで金を稼ぐ、優しくハンサムで堅物のスタローンと、リーサルウェポン風のジーパン履いたワイルドなカート・ラッセルの2人の反目する腕利き刑事が、マフィアみたいのに恨みを買って、投獄される。バディ・アクション。

冒頭、砂漠での追跡から逮捕に至るシーンで警察のヘリコプターがやけに低いところを飛び去るのをカメラが捉える。爆音のヘリコプターと道路で涼しい顔のスタローンを、1つのフレームに収めたかったのだろうが、なんとなく嫌な予感がした。その後は、非常にご都合主義の展開でゆっくり進行して、西部警察のような車両でちょっとしたアクションと、うら若きテリー・ハッチャーが捕まって、ごそごそする。カート・ラッセルは軽口があまり良くない。バディ系はやっぱ『48時間』(1982)かね。(^^)

敵に尋問しても自白しないので、手榴弾を咥えさせて、「プランBはヒロシマだ」みたいなことをスタローンが口走る。アメリカ人にとってはヒロシマって敵を爆死させることを表すスラングになったんだね。やばい奴らだね〜。


監督がコンチャロフスキーなので観てみた。コンチャロフスキーって、『ローラーとヴァイオリン』(1960)と『アンドレイ・ルブリョフ』(1969)でタルコフスキーと組んでた人。

レンタルDVD。55円宅配GEO、20分の1。
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