ずっと昔録画しておいたDVD美波くんのお相伴。ぼくは2回目か、3回目なんだよな。色あせずいつ観ても騒がしい名作。
このまったく政治性のないことが政治性であるようなドタバタミュージカルコメディーは、人生がただ生きているだけじゃつまらない祭りだと教えてくれる。
そうなのだ。祭りを生きれば死者だって蘇るのだから、先のことは考えず、すがりつくものを振り切って、ただただ逃げ出せばよい。
逃げることが結局のところ、ぼくら人間が他のどんな動物よりも移動することをむねとする存在であることを思い出させてくれるのだから。