けっこう好きなヤツだった❤️
いまとなってはわかる人も少なかろう小ネタを詰め込みまくったパロディをテーマに据えた映画。
元ネタに触れた記憶のある中年以上には「懐かし〜!」と感慨深いが、それ以外の人には意味不明すぎて気が遠くなっていつの間にか映画が終わっていた…みたいな宿命を背負った作品。
こういうメタ問答が好きなたちなので美味しく頂きました。「パタリロ!」とか好きな人は好きだと思う。
しかし好物にしたって長過ぎて途中意識が何度か飛びました。
古谷一行のゴキゲンなノリをも上回らんとする田中邦衛のトドロキ警部が一番記憶に残りました。
ツーカーどころかもはや恋人のようにピタアとくっ付いて、金田一のフォローおよびノリつっこみの技も冴え渡る仕事ぶり。田中邦衛単体には☆5です!
むかしお見かけした記憶が…という役者さんたちのお顔も満載で、画面自体がご馳走。
悪趣味、自虐、メタネタと縦横に遊び倒すイキオイが気持ちよくて、大林宣彦のセンスに脱帽。
「さびしんぼう」で見て超なつかしかった、有名人の顔(チャールズ・ブロンソン)がくっついてるハンガー。今回も中尾彬ver金田一と片岡千恵蔵ver金田一で登場。
めっちゃ欲しい…