「ラヂオの時間」と同様、依頼者の希望を差し置いて周りが勝手に振舞ってもうなんだかわからなくなってしまう。
柳沢くん「俺の仕事は妥協することだからね」
夫婦の旦那さんに説得されて、アーティストとしても職人としても仕事に取り組むようになったときのセリフ。
「ラヂオの時間」でも、似たセリフがあった。
田中邦衛さんのお父さん、なんて温かで昔気質で娘思いの憎めないお父さん!!
だんだん心が変わっていくところにジーーンときてしまった。
「この墨壺のことは、俺と神様しか知らねぇ!それが心意気ってもんよ」
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「便利で安いものはすぐ手に入る。だから型にはまったものになる。型にはまった生活、型にはまった家。
(省略)便利なことっていうのはそんなにいいことなんですかね。手間をかけるっていうのはそんなに無駄なことなんだろうか。」
まさしくそれだわ。今の私の生活。一人暮らしの家も、実家も。選ばせてもらってるようで、どれも選択肢は限られていて、型を作ってもらったなかで、自分でカスタマイズする。楽しいようで、現代の生活のあり方の流れに流されている。
便利と豊かさっていうのは相反するものなんじゃないかって、たまに思う。
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旦那の脚本がゴジラとかメカゴジラとかバカバカしすぎてちょくちょく笑わせてくるw
旦那はトラブルメーカーであると同時に、その分棟梁と柳沢くんの絆を深める役割がある。滑稽で無駄なことばかりするようで、心を温めたり繋げたりする大事なキャラクター。
カットが長いシーンが多い。舞台みたいで好きだー!タイミングぴったりで役者さんや撮影スタッフのみなさん本当にすごいと思う。
山寺宏一氏と清水ミチコ氏演じる夫婦がいい味出してるwww
「ラジオの時間」の千本のっこが出てきたーwwww
昔の金ローで鉋のシーンだけ見たんだよねー。確か習い事の後だったからうっかり見そびれたような記憶……
【ネタバレかも?】
昔気質なお父さん、新進気鋭のインテリアデザイナー。相反するように見えた2人が、似た者同士として重なる瞬間があり、さらには2人のポリシーが逆転して見えるときがある。