shibamike

大脱獄のshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

大脱獄(1975年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

趣味もない友人もいない、ここ10数年ロンリードッグキャットの自分が(恋人?家族?フフ愚問愚問。)、"とにかくすることが無い"と消極的かつ消去法的に映画館へ通い出してから2年くらい経ち、細々となんだかんだ観てきて、感動の傑作や美人女優のヌードや手に汗握るサスペンスなんかをこの眼球(近視&乱視)に焼き付けてきたけれど、まさか、木の実ナナのウンコをスクリーンで目撃する日がやってくるとは夢にも思わなかった。

木の実ナナのウンコ。
もう一度書く。
木の実ナナのウンコ。
木の実ウンコ。
ウンコの実。
木のウンコ。
ウンコナナの実の木。

木の実ナナがクソを垂れているシーンは流石に無かったけれど(あってたまるかっ!)、病身の木の実ナナが検便・検尿用につって、小皿かなんかに申し訳程度にこんもりさせたウンコと牛乳瓶タプタプに充填された黄金色の小便が映し出されたシーンには面喰らった。
自分は常日頃"コンプライアンスが~"とかで色々な作品の表現に規制が入ることを快く思っていないけれど、こと石井輝男に関しては「もっとアイツにコンプライアンスを遵守させろ!」とぶち切れさうになった。何考えてんだ、アイツは!頭おかしいのか!
自分がもし生まれ変わって、昭和日本の映画女優になったとしても事務所に「石井輝男の映画にだけは絶対に出ない!」と断固NGにするであらう。
木の実ナナのウンコ。

物語は網走刑務所の死刑囚7人が脱獄してみるも、7人中5人が「あっ!」という間におっ死んでしまい、健さんと文太があーだこーだなんだかんだ斬った張ったするというもの。

正直、高倉健と菅原文太という日本映画俳優の2トップ共演ということだけを楽しみに見たけれど、自分的に内容はう~む…という感じだった。
脱獄と復讐という2つのストーリーの柱があるけど、両方中途半端な印象。
エロもほとんど無かったし、ウンコとションベン見せられても、という感じである。
しかし、仮にウンコとションベンが木の実ナナのではなく、若尾文子、司葉子、岩下志麻あたりのだったらだうであらうか?…あれ?下半身に何かたぎるものを感じる。(ホントかよ)
そもそも、そこらへんの大女優はキチゲエ石井作品には出ないであらう。正解!
だってウンコ映されるんだもん!

殺人犯の小池朝雄が警察に逮捕されながら脱獄犯の健さんに向かって、
小池「がんばれよぉおー!」
って、お前ががんばれ。
あと序盤、脱走仲間の加藤嘉が吹雪の中、使用済みコンドームを見つけて、
加藤「おおっ!」
と驚いたと思ったら、使用済みコンドームの中に自分のションベンを注入して、温かいションベンでたぷんたぷんになったコンドームをぶら下げて、
加藤「湯タンポじゃ😄」
って、凄すぎて言葉が無い。(湯タンポというより尿タンポ?)
石井ぃっ!もっとコンプライアンスを遵守しろぉ!

ウンコとかションベンのことばかり書いてしまったけど、高倉健と菅原文太共演のとんでもない映画である!今さら遅いっつーの!ちゃんちゃん♪

便三毛 糞まみれの一句
「肝心の ウンコシーンは 一瞬だ」
(季語:ウンコ→柴三毛→バカ→カバ→汗がピンク→桜→春)
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