Punisher田中

アジョシのPunisher田中のネタバレレビュー・内容・結末

アジョシ(2010年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ある出来事が原因で心に闇を抱えている質屋の男(テシク)とその男をただ一人の友達として慕っている薬中の娘(ソミ)。

ある日、薬中の母親が事件に巻き込まれ、質屋を慕っていたソミも母親と共に組織に誘拐されてしまう。ソミを助けるために一人立ち上がるテシク。果たしてソミを助けることができるのか?!
という話。

あらすじが長くなってしまい、すまない。
ここからレビュー。

話がベタながらも本当によくできている。
なんたって、ソミもテシクも地区のカーストがかなり低めで、お互いに「ゴミ箱」「質屋の幽霊」と呼ばれるくらいだ。
また、お互いが心を許せる相手になっている。テシクの過去、殺された妻のお腹の中にいた赤ん坊とソミを照らし合わせているためか、どんなことをしてもソミを助けたいという想いが伝わってくる。

ヴィランである、臓器売買を行い金を稼ぐマンソク兄弟が本当に卑劣であるため、非常にテシクに感情移入できることが戦闘シーンをより引き立てている。

そして戦闘がとても素晴らしい。中でも、超高速ナイフさばきが見所だ。未体験ゾーンのアクションばかりで心が踊った。

本当にありがとうアジョシ。