HicK

アルマゲドンのHicKのレビュー・感想・評価

アルマゲドン(1998年製作の映画)
4.0
《I could spend my life in this sweet "I Don't Want to Miss a Thing".》

【前半後半】
前半部分は人物紹介と状況/背景説明。シャトルの打ち上げから後半戦。その後半が怒涛の展開。数々の試練、アクシデントに目が離せない。

【キャラクターたち】
キャラ設定はフィンクション感たっぷり。「素人が宇宙に!?」と思ってしまうが、それが結果的に熱いファンタジーとして当時大ヒットした要因でもあったりするのかな。かなり過激でファンキーな奴ら。良いと思う。打ち上げ前の並んで歩いてくるところ。良いと思う。「ドヤっ」って感じ。

【キャスト】
ブルースウィルス演じるハリーやベンアフレック演じるA・Jのリーダー感たっぷりのセリフは少し寒さも感じなくは無いが、このハリウッド感もまた良いと思う。リヴ・タイラーはこの時点では演技力がまだ追いついてない感じかな。

【後半】
後半の展開はこれでもかとアクシデントを詰め込んでる。画面に吸い込まれる。緊迫したシーンの連続。VFXもよくできている。ただ、忙しいカメラワークの連続で時々何が起こっているか分かりづらい。登場人物の位置関係やドリルの入り具合、核爆弾が入ったかどうかも確認しづらい。

【最高】
エアロスミスの主題歌はやはり最高。A・Jがグレースの腹でクラッカーで遊んでいるあの場面でこの曲を流していたからこそ、シーンが救われてた気さえした。全てをうまく締めてくれる曲。

【総括】
冷静に見ると滑稽にも思えたりする要素だらけだけど、それをカッコいいと思わせてくれるような魔法がかかってるのかもしれない。緊迫した展開、最高のVFX、最高の主題歌(もはや歌詞を見なくても歌えるレベルで好き)、そしてブルース・ウィルスのスター性。全てが傑作の雰囲気を醸し出す。
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