チャチャのパパ

愛しのローズマリーのチャチャのパパのレビュー・感想・評価

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)
3.7
面白かったのだが、なぜかモヤモヤが残る。

面倒くさい話だが“認識と存在”について考えさせられるテーマなのだと思う。

催眠でジャック・ブラックが人の内面が外見に反映するように見えるようになった(そんな催眠は無いだろうけど)が、そんな彼の前に女神のような美人が。そりゃ、グウィネズ・パルトローだもんね。

そもそもは、脳内スリム彼女に恋をするが、実は相手が物凄いおデブちゃん(だって食い過ぎだよね。)と知って、ジャック・ブラック演じるところのハルは、最初冷たくしてしまうんだが、そこでハルのリアクションは、催眠を解いた友達をなじるところが面白い。

あのまま騙されたままでも、ハルは幸せなのか?それとも真実を知ってなお、彼女を愛する事こそが
重要なのだろか?

こう言う、深淵で明快な答えが見つからないテーマをコメディで提示するのが日本映画でもあればなぁ。