nanaaron

ビッグ・フィッシュのnanaaronのネタバレレビュー・内容・結末

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

エドワードの奇想天外旅模様!

個人的に、どストライクだったのはスペクターです

あの地区やばすぎる!

スペクターから、エドワード的トリップの危うさを端的に感じました!w

ウォールストリートで成功するようなやつも出てくるんだけど、現実問題とか社会とかと折り合いがいいかと言われると…難しいところがあったり

だから元々隔離して存在してたりするんだけどね

そしてサーカスみたいな変わった奴らともつるむことになるのだww

みんな良いやつなのだ…

さすがの懐の深さを見せてくれるティムバートン

エドワードは、誰にも釣られないデカい魚だった

拡大解釈に導かれたものだったけど、それは間違いなく自分の中に在るもので、それをじっくり見て信じ貫いてきたからこその教示だったはず

倉庫から証拠品が出てきたりして、エドワードの話はリアルだったことも示唆されている

だから、作り話とかファンタジーじゃなくて、人生の捉え方に関する話なのだ

お前はこうやって捉えるかもしれない。でもおれにとってはこうゆう話だ。っていう

そこに嘘とか真実とかはない訳で

そして重要なのは、どのように現実を切り取るかではなくて、そこからなにを得るかだ

ウィルよ、
人生をドラマチックにするのは自分次第だって、父親を見ればわかるでしょ?

でも同時に、周りは大変だぞっていう至極真っ当なメッセージを垣間見たりもしますw

エドワードはしかし最期に、息子に説明を求めたのです…ヤバい脳内を"理解"してくれ!ww

大被害を被ったのは息子で…父親の反動で真面目すぎたっていうところはあるんだけど(最高w)、ラストシーンで分かり合えてしまう

脳内だからこそ繋がるっていうのは美しいシーンです

この手の現実を超えたハッピーエンドはとても好きです…

聞いたことある言葉を。

"You're not bored, you're boring."
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