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吸血鬼ハンターDのslowのレビュー・感想・評価

吸血鬼ハンターD(1985年製作の映画)
2.7
「気持ち悪さ」をひたすら
追い求めた究極の一本。
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{あらすじ}
″貴族″と呼ばれる吸血鬼に
血を吸われたヒロインから
貴族退治を依頼され
単身立ち向かう話。

モンスターデザイン、
モンスターの動き、
グロ描写や音響など、
生理的に「キモっ!」となる
ものばかりにこだわり、
男性声優の芝居のトーンも
全員ねっとりしてるため
全てが″気持ち悪い″仕様。

パンチラが基本スタイルの
ヒロインは″歩くエロの権化″で
エログロ好きな方向け。

狼男やミュータントが
存在する世界観や設定は
ダークファンタジー的で
吸血鬼を「貴族」と呼び、
吸血を「洗礼」と呼んだり
主人公の手が喋る
『寄生獣』要素や
『X-MEN』的な能力者など
原作が人気なだけに
そそられる部分はある。

・【個人的に思ったこと】
主人公と貴族の伯爵は
無口なので好きになれないが
伯爵のナンバー2がすき!

最初はライバルキャラだが
実は伯爵の首を密かに狙っており
小物に成り下がってからの
最終的にイイ奴になって
散るのが何とも切ない…。
こういう敵キャラ好きだ♪

伯爵の娘も嫌いになれない!
プライド高い女の子で
伯爵が狙うヒロインを
貴族に迎えるのを嫌がり
ヒロインを殺しにかかるけど
伯爵から″衝撃的事実″を聞き
捨て駒だと知った娘は
最後助かってもいいのに
「私は貴族よ!
私はここに残るわ」と
最期まで誇り高い心を捨てず
散ってくのがカッコよい。

キャラは好印象だけど
内容はキモエログロで
ラストだけ青空に変わるのが
下痢からやっと解放された感じで
清々しい気分になりました(о´∀`о)♪

全くおススメは出来ないけど
違うスタッフが制作した
『バンパイアハンターD』が
同じアニメとは思えないほど
めちゃくちゃカッコよく
神作画なので観るなら
そちらをおススメしたいッ♪
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