うろもとうとか

ベスト・キッドのうろもとうとかのネタバレレビュー・内容・結末

ベスト・キッド(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

友人との別れ際に大事なボード譲るとか
なんかもう序盤も序盤から
友情にちょっと感動しちゃいつつ
デトロイトから仕事の都合で中国って
現地ではあり得る話なのだろうか
いやでもそれを全部超えてくるものがある
演出もあるかもしれないけれど
父親譲りのユニークさを持ち合わせた
ジェイデンスミスの演技
個人的に瞬間的に父すらも超えた一本なのでは
ないだろうか
(悟空と悟飯かよって表現だけど笑)
編み込みドレッドカッコよ過ぎ
しかも名前ドレって安易過ぎて逆にいい
(ドレッドヘアって現地でもそう呼ばれてるのかは知らないけれど…)
いきなりうますぎるダンス披露で
ウィルスミスの息子力を痛烈に感じさせられ
メイリンもそりゃ虜になるわと見惚れる
そりゃ全然知らない国で同世代の男子に
気になる女の子の前であんだけ圧倒的に
ボコられたらそりゃ男の子でも泣くし
もうカッコ悪過ぎるから構うなってのも
リアルでヒリヒリ胸が痛む
制服は制服登校の日だけでいいのに
転校生間違えるってのも
自分が通ってた小学校もそうだったし
わかるあるあるで
中国でもそんなのあるのかよってなった笑
そんなマニアックなネタ
いきなり持ってくる辺り
この作品マメさ凄そうと思ってたら
マメもマメ、拾い切れないけど
箸でハエ掴むのかと思いきや
普通にハエ叩きのフェイクとか
シャワーのお湯が出ない理由とか
おいかけてくるチョン一行の動き
めちゃくちゃ拘っててかっこいいとか
スケボーといえば
マーティーマクフライとか
何か足りない、あの面倒くさそうな態度が足りないとか
(あのドレの表情いちいち声出して笑っちゃう)
挙句の果てにメイリンとの幻想的な
キスシーンまであるのかよと
ちょっとドキドキさせられたり
メイリンも実は急にダンスうまいとか
修行と言えばヨーダとジェダイとか
メインの実は割と単純なストーリーに
絶妙な塩梅のおかずつけてる
かといって決してメインの修行、アクションを
疎かにしているわけではなく
明らかにドレのカラダが変化していく様
そして散々伝説を残してきて
凄いのはみんながみんな知ってることだけれど
ジャッキーチェンが凄い、強いことに
感動させられるのはこの映画ならではの
テイストだと思う
正直初めて心から
ジャッキーチェンカッコいいと思った役だった
そして大会の空気感、結末は分かるのに
こっちまで緊張させられた
最後の最後まで
ジェイデンスミスの演技のリアルさに脱帽
そして主題歌がジャスティンビーバー
feat.ジェイデンなのもこの上ない主題歌
この後ジャスティンビーバー
どんどんスターになるけど
この主題歌の瞬間が
個人的にいちばん感動的だったな
ジェイデンスミスの
やれること全部盛りのこの映画
なのに決してむつこくはない
全てのバランスがほんとうに絶妙
映画として
リメイクの見本と言っても過言じゃないと思う
邦題だけど"ベストキッド"この上ない