うろもとうとか

仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインドのうろもとうとかのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

童心によるものからなのか
なんだか明確な根拠があまりないのに
期待が膨らんでしまっていた今作
田崎監督、当時の555はもちろん
昨今だとドンブラザーズ
長い流れに沿って作品に愛をもたらすのは
上手いと思うんだけれど
折角の機会に当時叶わなかった?
今になって思いついた?
可能性とかアイデアとかが
尺との狭間で雑になってしまう部分
(園田真里の一連、
オルフェノクによる営み等々…)
が勿体なかったなという
薄らわかっていながらも引き寄せられてしまう
Vシネクスト特有の印象
当時の555があったから
集客やら諸々盛り上がりはそれなりに
あったんじゃないかと思うし
今作から555を知るきっかけになっていたら
救いはあるけれど
一連の555の質を
狂わせる一本になってしまったのでないか
と思ってしまう要素も多い
半田健人を否定したい訳では
決してないのだけれど
村上幸平の
絶妙な気持ち悪き草加プランが
的確過ぎるからか
乾巧の演技プランてこんな感じだっけ?
という引っ掛かりが強く
まあもう笑い話程度に
もはや乾巧ではなかった笑
そして大人になるにつれて
着実に海堂の魅力に気付いていく
今作でも圧倒的に的確な扱い過ぎていて
当時唐橋充を起用してくれていて
ありがとうという気持ちが凄い
あと福田ルミカ扮する
玲菜というキャラクターを
本作一本で消化してしまうには
あたたまりきってなかった気もするし勿体ない
2015年に亡くなってしまった
名優、泉政行だったり
物理的に不可能だったとしても
木場勇治と長田結花に触れない555
そして菊池啓太郎が出てこない555に
こんなにも魅力を感じないとは
観るまでしょうがないで済ませれていた
気持ちがぶり返していった
(ちなみに今まさに
当時のテレビシリーズを4話観て
なんだか諸々子供向きじゃなさ過ぎるけれど
やっぱ鳥肌立つほど良い要素で溢れていた)
逆にこんな気持ちにさせられるほどの
愛すべき三人含む
名キャラクター達を生み出した
当時のスタッフ陣、当人達に
改めて、遖
そして個人的には
戦闘シーンでJustiφ'sが流れたときの
鳥肌が立つほどの高まりを
Identiφ'sが平たくしてしまった感があって
Justiφ'sを新録、新アレンジぐらいで
良かったのではないかと思ってしまった
文句ばっかり申し上げてしまったけれど
兎にも角にも"お疲れ様でした"とは伝えたい