とらキチ

夕陽のギャングたちのとらキチのレビュー・感想・評価

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)
5.0
“ドル三部作”に続いて“ワンス・アポン・ア・タイム三部作”の2作目!
冒頭、馬車での“富める者”“貧しい者”達の対比からの鮮やかな襲撃・逆転シーン。これこそが“革命”なのだと雄弁に語る。
そしてフアンとジョンの邂逅シーン。ケレン味の溢れ方が最高にカッコ良すぎる。そうして奇妙な友情、腐れ縁で結ばれた2人は、“裏切り”というキーワードを孕みながら“革命”の渦に呑み込まれていく。初めは合わないかな?と思わせたロッド・スタイガーとジェームズ・コバーンの醸し出すケミストリーが素晴らしく、特にロッド・スタイガーがどんどんカッコ良く見えてくる。そして最後の別れのシーンにはしっかりと泣かされた。
“爆破は男のロマンだ!”と言わんばかりのヤリスギな橋の爆破シーンも最高だった!
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