Moeka

白いリボンのMoekaのレビュー・感想・評価

白いリボン(2009年製作の映画)
3.8
白いリボンはやがて赤い腕章へ変わる。一つ一つを見れば理解できそうなものが全体をみるとぼんやり抽象的に見える映画だ。加害者と被害者がいて傍観者がいる、傍観者も加害者と言わんばかりにハネケは映画を叩きつける。白いリボンは純粋の象徴ではなく偽善とまやかしの象徴になった。小さな村から独裁はすでに始まっていた、広く社会に目を向けなければ被害を被るのは自分達なのかもしれない。
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