4人位で旅行に行くと1人はいたであろうテンションのベクトルがヘンなメンドくさい奴、そんなウィズネイルと僕が繰り広げるハードデイズナイトな週末。
「君は石か、それともスポンジか?」
1960年代の終わりのロンドンでルームシェアしてアルコールとドラッグ漬けの暮らしをしいてる”僕”と気むづかしく奔放なウィズネイル。
2人は売れない役者の卵だが、ある週末ウィズネイルの親戚モンティが所有する田舎の別荘で過ごすため小旅行に出かける。
序盤のパブで「パンツ」と強めのアクセントで連呼してる謎のオヤジの存在感‼︎
オッサン、ヘンタイか何か(´Д` )?
タダのキケンな酔っ払いかと思ったがしかし、観終わった後、実は大切な事を話していたんだとわかった時に自分の中で預言者に格上げされた。
田舎に到着してからは笑いの連続。
2人のドタバタと散らばった伏線がオチに収束する計算された笑いに満ちてて飽きない。
長靴の代わりとしてソレは防御力的に大丈夫か( ゚д゚)?
主人公達以外にも怪しい香りをプンプン放つモンティがコメディ的に良いキャラしてる。
明らかにヘンだと思ったけどやっぱりな〜。
この人からは別荘を借りたくない(・_・;)。
最後のオチは凄い。
去っていく時代を象徴した感じでコメディなのにその時代を知らない身にも寂しい余韻が感じられた。
ウィズネイルはメンドくさい奴から本当はいい奴に格上げだ。
ジョニー・デップの「死ぬ前に見たい映画」だそうで、確かに無駄のない最低限の舞台なのに笑に涙にかなり贅沢な味わい。
女の出番がまるで無い可笑しな形をした男の友情の映画。