円柱野郎

ボルトの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ボルト(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分がスーパードッグだと思いこんでいるボルトが「トイ・ストーリー」のバズ、飼い主に捨てられた黒猫のミトンズが「トイ・ストーリー2」のジェシーを思わせる設定で、ディズニー映画なのにかなりピクサー臭がする。飼い主の所に戻るために長旅をするあたりなども、動物映画の王道的なラインでさほど新鮮味もない。
だけど“スーパーボイス”の伏線の上手い張り方や、“冒頭のてんこ盛りアクション→中盤でのキャラの掘り下げ→大団円のクライマックスへ”、と緩急のある展開で安心して観られるのも確か。ピクサーっぽいのも、ストーリーに安心感があるのも、元ピクサーのジョン・ラセターが今作からディズニー映画の総指揮を執っている影響があるからなのだろうけど、これはディズニーとして今後良い方向に行きそうな予感を感じさせてくれたね。
円柱野郎

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