公開時かは忘れたけど映画館で観た、あれから30年は経ったなあ。30年振りでも鮮明に覚えている。それだけインパクトあった。ウディ・アレンは最初に観たのが『アニー・ホール』それから色々と観たがあまり好みのスタイルでなく、ちょっと疎遠に。まあ、私生活の女性問題のスキャンダルとか、印象悪かったしね。養女にしかもまだ高校生に手を出すなんてサイテーとか思ったし。年取ってからの最近の作品はまた少し良いけどね。
この映画、夢があるよね~!スクリーンから飛び出して来るなんて。そんなことあったら良いな~という映画ファンの気持ちを分かってる。アレンの中では好きな映画だ。
セシリアにミア・ファロー。当時はアレンと事実上の夫婦関係。まあアレンはその時の彼女を主演にするタイプだからね。ダイアン・キートンもそうだけどミアも実力があるから全然いいけど。このセシリアの設定が上手い。1930年代で女性は蔑視されていた頃、どこにでも居そうな、横柄で乱暴な旦那を持ち、勤め先でも怒鳴られている、不幸せそうな女性だ。唯一の楽しみが映画を観ること。あれ?まさに私じゃん!旦那は乱暴で口が悪いし耐え忍ぶ妻よ!と言うとそれはお前だ!と旦那に言われそうだけどさ。実際、そうだし笑。でも映画を観てる時が最高に幸せっていうのは間違いなく私も同じだ。スクリーンの中に入って別の人生を経験出来るしね。今では映画館に行くことは少なくなった。動画配信は増え、BSでは新作はすぐに観れて、Blu-rayは宅配で送ってくれるし。そしてコロナで映画館は更に遠のいたのだ。でもやっぱり映画館はええ!久し振りに行くとそう思う。没入感が違うし、集中力が違う。家ではついお菓子やらお茶やらトイレやら、宅配便がピンポンやらで、気が散るんよ。
ジェフ・ダニエルズの役はマイケル・キートンだったそうだがチェンジしたらしい。うーん、今となってはマイキーも観たかったような。
84分でさらっと観れて良いね。ラストが上手い!しかもこれはすっかり忘れてたけど『トップ・ハット』を持って来るなんて!1935年の作品だから時代的にもピッタリ。フレッド・アステアが好きで、元々は母が好きでよくビデオを観てたから、このチョイスは感動。アステアとジンジャー・ロジャース。このコンビ、最高なんだよね。次はこれを再鑑賞するかな?明日から小旅行で、1週間ほどレビューお休み。帰宅したら何を観ようかな~と考えながらの旅行も楽し。
※おやつは珍しくフルーツのみ。柿とリンゴ。胃をスッキリさせて。
※夕飯は茄子とピーマンの味噌炒め。サーモンの刺身(コストコ)かま栄のカニのかまぼこ(カニは本物)チョレギサラダ。