Otun

カイロの紫のバラのOtunのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
4.6
1番大好きなウディアレン作。

ラスト。
すったもんだの末の映画館のミアファローの眼差しに尽きる。
↓(この映画に関してはネタバレとかじゃないと思う)。



夢の様な時間を経て日常に戻った一人の女が、いつも通っていた映画館に入る。
映画は上映途中。
入れ替え制の今のシネコンとかにはまずない状況。
茫然自失の女。
それまでの現実を引きずりつつも、大好きなスクリーンを観上げる。


名優、フレッドアステアが歌い、踊っている。

居ずまいを変え、スクリーンを観続ける女。
映画は大団円。
オーケストラの壮大な演奏。踊り続けるアステア。
それを食い入る様に見続ける女。
瞳の色が変わる。


ふーっ!!!
これが映画でしょう!!!最高っ!!!
Otun

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