次郎

ダークナイト ライジングの次郎のレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
3.3
だいたいにおいてトリロジーの3作目のが傑作になるためしなど数える程しかないのだし、そういう意味で物語を完結させるというのは思った以上に制約になるのだなと思ってしまったライジング。ラストにおける物語のまとめ方は綺麗だけど、それ故にベインの立ち位置が若干割りを食ってる感があり、前作とのジョーカーの比較を考えるとどうしても魅力が不足していたように思える。中盤におけるゴッサム・シティの惨状は前作から繋がるテーマが顔を出すかと思いきや、あっさりと流されてしまったのが残念。結局途中でバッドマン殺されずに閉じ込められた理由よくわかんなかったよね。

とはいえ、やはりバットマンの復活シーンはテンション上がったしOPのインパクトはこれぞノーランって感じ。映像や演出は悪くないはずなのに物足りなさを感じてしまうのは、やはり物語の粗が目立ってしまうのと前作との比較が故だろうか。
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