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トリック 劇場版のTRBのレビュー・感想・評価

トリック 劇場版(2002年製作の映画)
3.4
いいコンビ とてもヨキ

舞台とコントの間みたいな、独特な間の取り方がクセになる

全体的にキャラ設定のクセがスゴイ

ただ全力で振り切ってしまっているので安心出来る


自称売れっ子奇術師、山田奈緒子
絶賛売れてなさすぎの貧乳はバイトクビ

物理学者の上田は同期たちと飲んでいると、「1人が徳川の埋蔵金見つけたから手伝ってくれ」と言ってくる

がトイレに行って殺される
「トイレツマル」を書き残し

これがきっかけで全国トイレ水洗化計画が始動される

貧乳は神様を演じてほしいと頼まれ

上田は「ドンとこい超常現象」の取材で

それぞれ糸節村へ

でも神様は1人じゃなかった
同時に神を名乗る人が合わせて4人

本物を決める為の神対決が始まり、埋蔵金を探す上田と共に3人と対決していくが

事態は思わぬ方向に転がっていく


貧乳は、自身のマジックは本当に大したことがない

がしかし

他人のトリックを見破るのはピカイチ

それだけ暴けたら自分の腕も上がりそうなもんやのにそうはならないのが愛らしい

頭が良いはずの上田は、肝心な事にいつも気付かない
そこも愛らしい

大した活躍もしないのに、カミに異常な反応をする矢部謙三がどうにも愛くるしい

神候補は基本衣装がド派手

最初は厳かなのに、バレた途端に掌を返す
詐欺の典型

貧乳と上田の関係がモヤモヤする

でもその微妙な距離感にとてもくすぐられる

同級生なら
「本当は好きなんだろう〜白状しちゃえよ〜」
っと無粋なコトをしてしまいそうな距離

ただそれがイイ

コミカルなミステリーなのに、後半急激に話しは重くなる

これはめでたしなのか?
っとパニックになるが

鬼束ちひろの『月光』が全てを洗い流していってしまう

イイ曲

気楽に観れるミステリー
ライトノベルのようで気負わずに観れるのが嬉しい作品。

劇場版は何度も観てる
とても好きな作品だけど

実は

ドラマ観たことが

ナイ!

くわっぱ!!
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