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荒野の七人のYellTaoのレビュー・感想・評価

荒野の七人(1960年製作の映画)
4.5
オリジナル黒澤監督『七人の侍』に続けての本作初鑑賞。
開始即、馬に鞭打つようなリズムから荒野へと駆け出していくイメージ拡がるテーマ曲に⤴︎⤴︎
秒でアメリカへと完璧に移行完了!

崇高すぎる七人の侍に比べ、企みや弱点のある七人のガンマンには親近感を覚え、寄せ集めにもかかわらずプロフェッショナルに連携する姿が自分の事のように嬉しくなる。(個人的にマックィーン演じるヴィンとコバーン演じるブリットの2ショットが特に♡)

埋葬してもらえない先住民や、土の農民と風のガンマン、西部開拓末期という 時代に翻弄される哀愁は悪に転じる者たちにも…
巻き上げる砂煙と入り乱れる硝煙に、自分の道, 生き方を学ぶ。


まだ戦争が記憶に新しかっただろう『七人の侍』より本作がリアルに身近に感じるのは、いかにオリジナルが影響を与えてきた作品たちを当然としてきたかを認識してしまった。
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