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相棒 シティ・オブ・バイオレンスのwhiskeyのレビュー・感想・評価

3.5
ちょっと前にAmazonプライム経由で鑑賞。

実際に観てみると、ジャケットのイメージとは少し印象が違うかもしれない。幼い頃の親友が誰かに殺された。葬儀を機に久々に再会した主人公の男2人が、事件の真相を追っていくうちに暴力沙汰に巻き込まれ、黒幕が明らかになっていくというストーリー。黒幕がすぐ想像つくけど、それも良い。アクションシーンと同じぐらい、子どもの頃の友情とかが描かれていて、しかもアクションシーンの方はかなりバラエティに富んでいて、そのコントラストが結構楽しめた。

親友の仇(かたき)をとるために、かつて親友だったはずの外道を、命懸けで殺しに行く友情アクション映画。

一番良かったのは、昔の日本のヤクザ映画のように、主人公2人だけで敵陣に乗り込んでいくところ。
日本刀で戦う日本映画の殺陣は、型が洗練されているので美しいが、刃物を振り回している怖さを感じにくい気がする。

本作は、数十人の敵たちが全員出刃包丁のような武器を持っていて、素手の主人公たちに向かって次々と斬りかかる。インドネシア映画の『the RAID』みたいな怖さと痛さがあって、っていうか普通に怖い。ヒーローモノではないので、主人公たちはどんどん血だらけになっていくので痛い。それでもラスボスめがけて疾走していく感じが良かった。
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