結局「アベンジャーズ 」が何に対して報復するのかというと、社会的正義ではなくて、むしろ個人的なリベンジなのでは無いか?という微妙なバランスが残される。
アベンジャーズ を結びつけたのは、長官ではなく、1人の(平凡な)エージェントだったわけだ。
それは、「特別な能力」ではなくて、誰もが持ち得る“共感力”であったり“コミニュケーションスキル”というより、“善良な人間性”によるものだ。
その“善良な人間性”を忘れて“それぞれの正義”に走ることで、彼らは分裂していくのだろうが、クライマックスでその全員が背を向けて別方向を観ているという伏線は、この後の真の結束の時に同じ方向を観ているという回収に繋がるわけなのだ。
そんな事を、何度目かの視聴で気づくので、映画というものは複数回観るのが良いという話であったりする。