友人の勧めで鑑賞。
エンターテイメントがどんな歴史の上で成り立っているのか、役者さんたちがどんな努力をしているのか、思い知らされた。とても勉強になった。こんなにたっぷり京劇の世界を見せてもらえて、揺れ動く装飾や独特な発声など、しっかり記憶に刻むことができた。
はじめのシーンから衝撃的。
文化大革命か。とんでもない時代があったものだ。
時代が変わって、稽古の仕方も変わった。師匠には逆らうようになって。
李香蘭の存在を思い出した。川島芳子が処刑される場面とか。
あの揺れる飾り、どうなってるんだろう。きれい。
衣装がなくては、京劇じゃない。
衝撃的な作品だったなあ。うまくできた脚本だった。
砂埃やお香の煙などで、ずっとなんとなく画面が曇ってた。アヘン中毒になってる場面の金魚からのカメラワーク、印象的。
主人公を演じたどの年代の役者さんも美人。ほっそりしてて、動きが本当に綺麗だった。目線とか所作とか。
気持ち悪いキャラクターがやたらと瞬きしなくて、役者さんてすげーってなった。
思ったより、日本人そんなに悪く描かれてなかった。
《2019:27》
