らもちー

ヴィレッジのらもちーのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィレッジ(2004年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

み終わった後にあまり満足感や充実感は得られなかったけど最後まであまり退屈はせずみれた。独特の雰囲気と世界観だった。閉塞感を感じる村のような謎の共同体、森に住む"語ってはいけない何か"、不吉な赤という色、大人たちが隠してるもの……謎の真相が最後に一気に明らかになるという感じの話。ただ序盤のホラー演出(毛の毟られた動物の遺体だったり)がイイ感じだっただけにその謎の真相がなんかしょぼいなと感じた。


村は森に囲まれていてそこで人々はのどかに協力し合って暮らしているようだった。村の外には怪物がいて、不干渉の協定を組んでるので誰も森に入ってはいけないというのが村の掟だった。


アイヴィーは目の見えないながらも勇気のある若者だった。彼女は同年代のとある男に恋をしていた。彼もまた勇敢で、村のために薬を買いに村の外で出たいと訴えるが年功序列の村の長は彼の遠征を許可しない。そんな折村に怪物がやってきたことで、村の外に出ることが一層ダメな雰囲気になる。ある晩その男とアイヴィーは婚約する。


男性と婚約した翌日、アイヴィーに思いを抱いていた白痴の男に婚約者が刺され重症。アイヴィーは薬を買うため村を出ることを父に頼み込む。父はこれを許可し、村の長たちにはこれが犯罪によるものであることを強調して弁解した。というのも実は森の怪物というのは嘘で、この共同体は老人たちが作った秘密の楽園だったのだ。老人たちは町で殺人や強盗などにより家族を失い傷ついていた。そしてもう傷つきたくない彼らは集まりこの共同体を営んでいたのだった。アイヴィーが街へ向かう途中、例の白痴の男が怪物の格好で襲ってきたりするが何とかかわし森の外へ向かう。


その森は自然保護区だったことが判明。巡回していたスタッフから薬を分けてもらいアイヴィーは村に帰還する。白痴の死を利用して怪物説をより真実味のある話にして共同体は今後もこれまで通りの暮らしを続けていく模様……。
らもちー

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