けーな

見えない恐怖のけーなのレビュー・感想・評価

見えない恐怖(1971年製作の映画)
4.2
とても面白かった。最後までハラハラドキドキした。

滞在していた叔父さんの家で、叔父さんの家族が惨殺され、たまたま外出していたために難を逃れた主人公サラだったが、彼女は全盲だった。

目が見えないということは、こういうことなんだと気づかされた。まさに、『見えない恐怖』。

叔父さん家族が殺されていることに気づかずに、サラが過ごしているシーンが、なかなか秀逸だった。そして、とうとう気づいた時のシーンも、実に見事。

とにかく、ミア・ファローの熱演に圧倒された。これぞ、女優魂。見事だった。

同じく全盲の女性が、殺人事件に巻き込まれて、犯人と対峙する映画「暗くなるまで待って」も、とてもスリリングで、その時のオードリー・ヘプバーンも、実に見事だったけど、あちらは、密室劇だったのに対し、今作は、家の外にも出るので、見ていて、心配と不安な気持ちが、高まる一方。廃坑のシーンでは、ミア・ファローの女優魂に、ただただ感服した。
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