とても面白かった。最後までハラハラドキドキした。
滞在していた叔父さんの家で、叔父さんの家族が惨殺され、たまたま外出していたために難を逃れた主人公サラだったが、彼女は全盲だった。
目が見えないということは、こういうことなんだと気づかされた。まさに、『見えない恐怖』。
叔父さん家族が殺されていることに気づかずに、サラが過ごしているシーンが、なかなか秀逸だった。そして、とうとう気づいた時のシーンも、実に見事。
とにかく、ミア・ファローの熱演に圧倒された。これぞ、女優魂。見事だった。
同じく全盲の女性が、殺人事件に巻き込まれて、犯人と対峙する映画「暗くなるまで待って」も、とてもスリリングで、その時のオードリー・ヘプバーンも、実に見事だったけど、あちらは、密室劇だったのに対し、今作は、家の外にも出るので、見ていて、心配と不安な気持ちが、高まる一方。廃坑のシーンでは、ミア・ファローの女優魂に、ただただ感服した。