KenichiAkagawa

天使のくれた時間のKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.5
 大手金融会社社長で独身のジャックは、満たされた生活を送っていると思っていた。しかし、クリスマスイブにある男と出会った次の日、目覚めると別の生活が待っていた。

 クリスマスが近くなるとどうしても見たくなってしまう大好きな1本です。タイトルの天使は、なんと黒人男性ですが、結果的に非常にいい仕事をします。展開は、「もしもあの時、自分が別の選択をしていたら・・・」という、比較的ありがちではありますが、クリスマスイブの夜におとずれた奇跡という点が素敵です。そして、とりわけ奥さんのラブラブぶりが観ててなんとも嬉しくなります。

 この映画で自分が好きなのは、貧しくて無計画な人生であっても、愛する家族がいてくれれば「偉大なる成功物語」になるということを教えてくれる点です。もちろん、裕福な暮らしで且つ愛する家族がいれば更にいいのでしょうけど・・・

 さて、奥さん役はティア・レオーニという女優さんで、自分は本作と「ディープ・インパクト」しか知りませんが、綺麗な方です。なのに、プレゼントを待ちきれない仕草は、かわいいの一言、餌を待ってる犬みたい(笑) そして、重要な役割を果たすその娘もまた、非常にめんこいです。「ウエルカム・トウ・アース」は思わずこちらもニンマリしちゃいます。

 平凡な毎日を過ごすお父さんに、そして将来の岐路で揺れ動く卒業を控えた学生カップルに、是非観てもらいたい1本です。
KenichiAkagawa

KenichiAkagawa