ロエキエロ

この子の七つのお祝にのロエキエロのネタバレレビュー・内容・結末

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

岩下志麻と岸田今日子の名演が凄かった。
優しい母と思いきや実は復讐の鬼だった真弓の狂気も凄いのだが、私は岩下志麻派。
お母さん!と叫びながら親友の青蛾を刺殺してしまうシーンが特に好き。
ただ推理ものとしての要素があまりないのはどうなんだろう。
砂の器では刑事が偶然読んだ雑誌記事を証拠隠滅の場面に違いないと気づく展開が強引すぎると言われるが、
主人公が前から知っていたバーのママが偶然犯人でしたという本作は更に強引。
登場人物についても、村井国夫が演じる政界の大物が事件にほとんど関与してなくて何と言うか雑。
岩下志麻を見る映画だった。