さよなら僕のマクガフィンたち

家族の肖像のさよなら僕のマクガフィンたちのレビュー・感想・評価

家族の肖像(1974年製作の映画)
3.0
午前10時の映画祭にて

わからん!
僕の中でお爺さんになってから見直したい映画にランクインしました。ちなみに他には黒澤明の『生きる』と、同じくヴィスコンティの『ベニスに死す』があります笑

いや、ヴィスコンティ嫌いじゃないと思うんですよ。ってのは『山猫』とか長いけど最高でしたし。

ただ、家族画を収集している教授が、2階に住み始めた若者たちと分かり合えないものの擬似家族感を感じるストーリーは、いやー、今はわからん。『万引き家族』のように事件がたくさん起こるわけでもないですしね。

会話劇が当時のイタリアの左翼右翼中道の立場で繰り広げていたり、面白さはありますよね。
あとは当時ヴィスコンティの愛人だったヘルムートバーガーがひたすら魅力的に描かれているのは見所。個人的には娘のクラウディアマルサーニも美人で好きでした。みんなのヌードシーンはびっくり!美しいものが好きなのね。貴族のヴィスコンティ。インテリアも壮観です。全部セットでの撮影だけど、見応えあり。