健一

招かれざる客の健一のレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
4.4
1967年 🇺🇸映画 カラー作品。

第40回アカデミー賞
主演女優賞(キャサリン・ヘプバーン)
脚本賞 受賞。

今回、6年ぶりに再鑑賞。

昔、よく「許されざる者」と間違えられた作品。
声に出して言ってみるとよくわかる。
「招かれざる客」「許されざる者」
なるほど!

スペンサー・トレイシー、キャサリン・ヘプバーン、シドニー・ポワチエと豪華キャストのドラマ。

黒人医師のジョンは ハワイで知り合ったジョアンナと人種の壁を越えて結婚を誓い合う💒。
両親の許しを得る為、彼女の家を訪れる。
最初は戸惑う彼女の母も娘の喜ぶ姿を見て祝福するのだが、父親は複雑な気持ちを隠せない。
やがてジョンの両親も駆けつけるが、彼等も息子の相手が白人と知り愕然とする。

自分だったら? 自分の娘だったら? 自分の息子だったら?
どう決断するだろうと考えずにはいられない。
人種差別者ではないけれど、それとこれとは話が別!
と誰もが思うだろう。

その想いを見事に作品化した良作。

母親役を演じたキャサリン・ヘプバーンがアカデミー主演女優賞を受賞。
次の年にも受賞していてトータル4回も主演女優賞を受賞している伝説的女優。
とにかく 泣き の演技が上手過ぎる。
誰もが感情移入してしまうこの演技に今回もやられてしまった。

登場人物がかなり多いのに 誰の気持ちもわかる と思わせる素晴らしい作品。

おすすめです。


TSUTAYA JR板橋駅前店にてレンタル。
😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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