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狐怪談のキーのレビュー・感想・評価

狐怪談(2003年製作の映画)
4.0
2003年の韓国産ホラー映画。
女子芸術高校を舞台に、共にバレリーナを夢見る女子生徒2人の、友情と嫉妬心を描いています。
夢破れて自殺した女子ソヒが、親友だった女子ジンソンの前に幽霊となって現れる、という物語の性質上、怖さよりも切なさが前に出たホラー映画になっていました。

美しさも人気もバレエの実力もNo.1である女子ソヒに抱く、ソヒの親友でありながらソヒがいる限り常にNo.2のポジションでいなければならないジンソンの友情と嫉妬心が入り交じった心理を描くのがメインとなっていて、物語が怪談じみてくるのは、ようやく最後のほうになってから。
それでも、飽きずに観られたのは、主演女優2人の美しさ。
自分はあまり韓国の俳優は知らないのですが、ヒロイン役の2人の女優さん、ジンソン役ソン・ジヒョさんとソヒ役パク・ハンビョルさんは、この作品をデビュー作として、映画やドラマに出演し続けているようですね。本当に美人さん達です。

この2人がメイン・ヒロインですが、サブ・ヒロインとして学校の裏にある願い事が叶う狐「階段」を使ってダイエットに成功する美術科の不思議系女子ヘジュと、ヘジュをいじめる意地悪女子ユンジというもう2人がいます。ヘジュは、痩せてる女優さんが太った特殊メイクで演じているため、見ていて笑っていいのか悪いのか迷うところですが、ユンジもメイン・ヒロイン程ではないもののかなりの美人さんで、観ていて更にお得感がありました。

ホラー映画を楽しむ、というより、完全に韓国の美人さんを見て楽しむ、という映画でしたが、そういう意味では、もう一度観てもいいかな、と思える映画になっていました。
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