チキさんが出てたアト6をポッドキャストで聴いてたら、チキさんのような碩学ですら(ブックスマートなだけに)、子供の頃は「意味は分かるし漢字も読めるけど発音がわからない単語」があったと話されてて、その一つが「躊躇う」で、これを「ちゅうちょう」って読んでたって言ってました。
それを聴いて、自分は子供の頃は何があったかな~と考えて思い出したのが、「良人」。「よしと」と呼んでましたよ。おっとっと。
と、同時にこの映画のことを思い出しました。
キャシー・ベイツもめちゃくちゃブッキッシュな人間。
現実では「ぼっち」なんで、小説で読む華やかな世界なんて実際には知らない。
だから、まんまと捕らえたジェームズ・カーンに、「ほら。あなた、作品を書き終えたら『ドン・ペリグノン』で祝杯を挙げるんでしょう?」みたいに言ってた。
たしかに、この映画のアニーさんはドンペリなんて飲んだことがないから、字面のまま発音しちゃったってことで、これは初めて本作を観た時から、「世間知らず本好きあるある」だわ~、とその脚本に感心したことも思い出した、そんな日でございました。