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メメントのstのレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
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逆再生から始まる壮大な伏線。音を使ったシーンの繋ぎとか、カラーとモノクロの対比とか、所々のインサートとか、観ていて教科書のようだった。レナードは自らの物語の中でテディを失い、この先、記憶の代替として刻み込まれたタトゥーとともにどのように生きるのか。火のついたポラロイド写真のように脆く儚い記憶は、大きな物語における小さな一つの命のようである。
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