一般的な正義論だけで正しいことが出来るほど戦争は簡単なものではないと言うことを考えさせてくれる。けれど惹きつけられるほどの強いメッセージ性は感じられなかったな。こういう人がいますってレベルで終わってしまってる感じがする。戦争映画における痛みの描写(肉体的なものに限らず)はきれいごとにしてはいけない。敵味方(という表現もアレだけれど)平等に描いてこそ、それでも為したい正義(正しいかは別として)に説得力が生まれると思う。
実在の人物の行為が善いか悪いかは、映画の評価とは別で考えるべきことなのでここでは書かないけれど、行動できるってことはもの凄いことだよね