来夢

ソウルメイト/七月と安生の来夢のレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
3.8
予告の時点で岩井俊二だなと思ったけれど、本編見たらもっと岩井俊二。大好きを抑えきれていない感じで、いくつかあの映画のあそこのオマージュだなってカットもあったり。
大筋はとても綺麗で切なさの残るいい話。一つの人生を二人で生きるみたいなところがあるからか、クラウドアトラスなんかに近しい高い密度を感じられて面白い。ただ、少し詰めすぎ感はある。二人の人生を語るには尺が足りてないのかな。2本に分けてそれぞれの視点で描いたら面白そうね。あと、どうしても幼少期とその後の二人のキャラがマッチしなくて、途中でどっちがどっちだっけって何度も脳内確認する作業が発生して入り込みきれなかったのが残念。
そういえば、俺も27歳で死ぬと本気で思ってたなー。ジミヘンもジャニスも、カートも高杉晋作だって27歳。俺は気づけば42歳。出来れば後200年くらい生きたいです。
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