来夢

オートマタの来夢のレビュー・感想・評価

オートマタ(2014年製作の映画)
3.6
雰囲気やデザインがとても好きな退廃的なSF映画。主人公喚き過ぎで融通きかなすぎなのがちょいちょい腹立つけれどね。SFで難しい技術面に関する説明も、人間を超える存在が作ったから。で全て通ってしまう狡さ。被曝ダメージ抑えられる薬は誰が作ったか知らないけど、あれあるならそもそも高放射能地域の設定いらないんじゃ? とか、こんなとこでどうやってロボット産業発展したの? とか色々あるし、結局やってることやテーマはこれまでのSFの焼き回しでしかないんだけれど、雰囲気いいので許しちゃいます。頭の良いロボットたちが戦闘力ゼロなあたりも良ポイント。SF好きには非常にわかりやすいシンプルな作品だけれど、シンギュラリティってなに? ってような方にはちょい難しいかも?攻殻実写版より攻殻っぽい。というかイノセンス。多分巷の評価は低いだろうけれど俺は好き系。ただ、映画館で観たはずなのに再視聴時に、これ本当に観たっけ? なにひとつ覚えてない。ってなった。
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