毒親の犠牲者とストックホルム症候群の“ブロンド”ちゃんの珍道中。
人が生まれ変わる瞬間を私たちにみせている作品。
はっきり言って、好きじゃない。
観ている間はしんどかったけど、あとから考える材料にすると面白い。
主人公もヒロインも見た目がいいのに、全然魅力的じゃないのがすごい。
「このまま死んだら、アイツらが作った不満だらけの俺のままなんだ」と主人公が気づいたことと、それを覆す選択をしたことには拍手を送った。
満足げに眠る主人公の横で身じろぎもせずに目を開けているヒロインに、この後の悲劇を感じてニヤニヤしてしまう。