『さらば愛しき女よ』のロバート・ミッチャムがそのまま若返ったようなソフト帽とロングコートの探偵ルック。
そして探偵モノの定石の主人公のモノローグ。
典型的なフィルム・ノワールでいかにもというファム・ファタールが登場します・・・というか後の作品の多くが本作の影響を受けているんでしょうね。
前述の『さらば~』や『白いドレスの女』なんかを思い出しました。
ミッチャムは若い頃はやっぱりイケメンですね。
当時30歳で本作が出世作らしく、私が見た中では一番若いミッチャムです。
若い頃の顔は『サマータイム・キラー』のクリス・ミッチャムを思い出してしまいました。
さすが親子、似ています。今調べたら息子のクリスももう78歳でした。
主人公を雇う裏社会の大物のカーク・ダグラスも当時のミッチャムと同じ30歳ですが、そうは思えない貫録があります。
マ~ァァキシ~ム♪ 指でピーン!(わかる人は結構いいトシです)
クローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(未見)に多大な影響を与えたらしいんですが、偶然にも最近CS録画していたので次に観てみようと思います。