このレビューはネタバレを含みます
自宅にて鑑賞。仏製の劇場未公開作で原題は"Pars vite et reviens tard"。ひたすら退屈で冗長な上、どんでん返しや意外性も無く全て想定範囲内。一刑事の勘に頼る捜査陣も情けないし、その刑事も「女と別れたから揮わない」と云うていたらく。ペスト蔓延を装った復讐劇とは死体を隠す為に戦争を始めると云うG.K.チェスタトンの『ブラウン神父の童心』収録短篇『折れた剣』を想起する。敢えて褒めるなら独特の時間が全篇に流れてたのとオープニングとラストのタイトル・バックに洒落っ気が有った事。35/100点。
・DVDパッケージにある「それは死を運ぶ暗号」とは内容と逆の意味で、正確には“4”を逆にした「サイン」は、ペスト(死)の免罪符となるおまじない。その意味で邦題「サイン・オブ・デス」も微妙。
・鑑賞日:2011年11月12日
★☆ 某サイトより転載 ☆★